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タイトル |
ゲイツとバフェット 新しい資本主義を語る |
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タイトルからしてゲイツとバフェットの対談集かと思いきや、然に非ず。
お二方の対談は最初の20ページぐらい。
ソーシャルアントレプレナーのオピニオンリーダーとしてゲイツとバフェットが慈善団体を運営しているのはご存知のとおりであるが、彼らが提唱している「企業からの寄付金」や、「貧しい人々のためになる活動へ企業を参加させるインセンティブ」という手段について、お偉方の大学教授やアナリストが批判や実現の可能性を論じている。
寄稿者には、サマーズやヴァーノン・スミスなど錚々たる面子が顔を揃える。
つまるところ、現在の資本主義のシステムが一部の人に富が集中してしまう欠陥を、まさにその資本主義の恩恵で富を築いた人達が「これではいかんぜよ!」と問題提起し、解決の糸口を模索しているってわけ。
ま、少なくとも本書を読めば、今の世界経済のかかえる根本的な問題がわかったような気になる。
ビル・ゲイツがダヴォス会議で提唱した「創造的資本主義」(クリエイティブ・キャピタリズム)についての概要が日本語訳で読めるのはありがたい。 |
作成日時 |
08月03日 00:37 |
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タイトル |
金融工学を勉強しよう |
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難解な数式が使うことなく、シロートでも理解しやすいようにやさしく金融工学、および「ブラック=ショールズモデル」を解説している。
会話仕立て&イラストの多さで、基本的なデリバティブ商品の仕組みはわかるようになっている。
世界金融危機で欲に取り付かれた大手投資銀行の経営手腕が批判されているが、金融工学そのものには罪は無いのだ。
オプション取引とはなんぞや?と質問されたときにトレーダーとして恥をかかないよう本書で勉強しておきたい。 |
作成日時 |
08月02日 16:49 |
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タイトル |
4つの資産──成功の黄金法則・僕の場合 |
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一言で言えば蟹瀬誠一の投資哲学&立身出世物語。
ジャーナリトには珍しくデイトレを否定していないことに好感を持った。
リスク管理のポイントとして、投資している時間を極力短くすることによるリスク軽減効果を推奨し、本人も実践している。
下げトレンドが持続している日本市場では、ヴァフェットのような長期投資ではなく彼のようなやり方が一番賢いのだろう。 |
作成日時 |
07月16日 02:56 |
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タイトル |
構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌 |
最新レビュー |
竹中氏の官僚内閣在籍時代の5年5ヶ月期間の日誌をまとめたもの。
不良債権処理、郵政民営化など、当時マスコミの報道を賑わせた小泉政権における構造改革の舞台裏が覗ける。
政局を内部から変えていくにはよほどの覚悟がないとできないが、その重責を乗り越えた竹中氏の心労振りが印象に残った。
ただ終始、やたらと小泉首相を絶賛している描写が多いのが気になった。
やはりお世話になったボスのことは悪く書けないのだろうか。 |
作成日時 |
07月15日 04:09 |
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タイトル |
貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する |
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黄金の羽根シリーズで有名な橘玲さんの最新作。
毎度のことながら氏の著述は倫理性があり、なおかつ読みやすい。
会計、税制、法律、そして金融工学とその博識振りにも驚かされるが、何よりも本書の根底には人間はいかにして幸福に生きられるかという本質的で深遠な問いかけ、哲学が感じられる。
資本主義というサバイバル社会を生き抜く為に役立つことうけあい。 |
作成日時 |
07月14日 06:43 |
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タイトル |
世界財閥マップ―グローバル経済を動かすパワー総覧 (平凡社新書) |
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ロスチャイルド、ロックフェラーなどの古くから経済界に権力を持つ伝統的な財閥から、ウォルマートファミリーからビルゲイツまで、世界の富豪、財閥を網羅した本。
ふだん意識することもないアジアなどの財閥も紹介されている。
いくつもの日本の大企業が海外の大財閥と手を結んでおり、経済のグローバル化にともなって、大金持ち同士のネットワークもより親密になっているということがわかる。
実際の生活の中でこれらの知識が役立つことはほとんどないだろうが、酒の席で薀蓄を傾ける程度の知識は十分に手に入る。 |
作成日時 |
07月14日 04:17 |
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タイトル |
幼児化する日本社会―拝金主義と反知性主義 |
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マスメディアの低俗化、ゆとり教育問題、などごくあたりまえのことを批判しているにすぎず、具体的にどうしろとまでは言及されていない。
興味深いのは、小泉首相の構造改革をまったくといっていいほど評価していないところ。
かって財務省で「ミスター円」との称号を頂いた筆者だが、本人そのものが幼児化してしまっているのではないか。
個人的には竹中平蔵氏との喧嘩対談に期待してしまうのだが。 |
作成日時 |
07月14日 03:50 |
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タイトル |
ニッポン経済の「ここ」が危ない!―最新版・わかりやすい経済学教室 |
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小泉改革によって貧乏になったと地方の人は吹き込まれているが、はたして今の国会議員の中に経済を語れる人がどれだけいるだろうか。
今回の幸田真音女史との対談では、竹中氏は日本社会におけるインセンティブの欠如を指摘する。資本主義社会である以上、格差が生じるのはあたりまえといわんばかりだ。
グローバル化した経済で日本が生き残るためには否が応でも金融立国としての地位を強化すべきだと強調しているのは毎度のこと。
「格差というものは相対的なもので、もっと真剣に考えなきゃいけないのは絶対的な貧困である。絶対的な貧困の議論を無視して、格差だけの議論、金持ちがどうだこうだという議論はさもしいですよ」
竹中氏のいうことはしごくまっとうだが、この国ではジェラシー・ジャーナリズムが蔓延しているので、彼のいう資本原理主義が受けいれられることはないと思った。 |
作成日時 |
07月14日 03:46 |
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3.00 |
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タイトル |
こうすれば日本はよくなる! |
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ご存知、マネックス証券のCEO。
外見は穏やかだが、考えていることは過激そのもの。
まんま外資出身のバリバリの鷹派だ。
たとえば、「日本人は貯蓄好きで、リスクを取れない民族」と巷でいわれる。
ところが、日本人ほど公共賭博に金を使っている国民は他にいない。
競馬、競輪、競艇、宝くじ、それにパチンコまで含めれば、その規模はおよそ60兆円。
その金が株式市場に流れれば、たちまち日本経済は活性化すると説く。
「(株の)配当金は郵便為替ではなく、証券口座にストレートに入ればいい」といった証券会社のCEOならではの意見も。
どこまでもクレバーな松本氏だが、もし金融の世界に入らず政治の世界に入ったのなら、やっぱその色に染まってしまうんだろうなー。 |
作成日時 |
06月30日 22:13 |
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タイトル |
そろばん (PanRolling Library) |
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売り方必須の書。
昭和初期から60年代末まで第一線で戦ってきた
相場師の記録でもあります。
あるけみらぼらとりでも読めますが、
現物を購入し愛蔵版にする価値は十分でしょう。 |
作成日時 |
06月24日 03:40 |
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5.00 |
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タイトル |
すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363) |
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池田信夫氏が絶賛していたので購入してみたが、とくに目新しい記述はなく、正直期待はずれ。
サブプライム問題でいかに世界金融危機に至ったかという事実の羅列に終始し、読み物としての面白さにかける。
忙しい人は、バブルはねずみ講であるとするまえがきを読めば十分という気がする。 |
作成日時 |
04月28日 01:14 |
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3.00 |
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タイトル |
天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話 |
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やや難解だけど、金融工学や経済学のルーツがわかる。
LTCM崩壊の舞台裏など、アメリカ金融史を知るうえでも興味深いエピソードが多く取り上げられている。
翻訳が良ければ、もっと面白いかも。 |
作成日時 |
04月26日 04:05 |
満足度平均 |
4.00 |
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タイトル |
生き残りのディーリング決定版―相場読本シリーズ<10>矢口 新 (パンローリング相場読本シリーズ) |
最新レビュー |
「デイトレード―マーケットで勝ち続けるための発想術」とともに個人投資家必読の書。
よくある「簡単デイトレード」、「初心者でもらくらく儲ける」などの薄っぺらい内容ではなく、対象となる読者はプロのディーラーも含んでいる。
日本人が書いた株関連書籍では数少ないお奨めできる良書。 |
作成日時 |
04月26日 03:47 |
満足度平均 |
4.00 |
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タイトル |
最強の投資家バフェット (日経ビジネス人文庫) |
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バフェットに関する本は数多くあるが、本書は特に人間バフェットにフォーカスを当てており、彼がなぜ日本株に投資をしないのか、その理由も述べられている。
日本企業特有の経営手法を真っ向から否定し、欧米的な手法のみ迎合されている点が興味深い。
いがいと知られていないバフェットのプライベートな素顔もさることながら、彼をとりまくアメリカの資本市場の歴史を俯瞰するにももってこいの書物。 |
作成日時 |
04月26日 03:46 |
満足度平均 |
3.00 |
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タイトル |
暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠 |
最新レビュー |
妄想系の副島隆彦氏と国際陰謀系の佐藤優氏による対談本。
副島隆彦氏の発言はあいかわらず過激であり信憑性に欠けるが、佐藤氏はその副島氏を預言者とたたえているのには苦笑するしかない。
ただ、二人の博識振りはやはり尋常ではなく、知的好奇心がすこぶる刺激される内容となっている。
何度も読みかえす本ではないが、金融危機や北朝鮮など旬なネタを扱っており、飲み会で浅はかな薀蓄をひけらかすのに役に立ちそう。 |
作成日時 |
04月26日 02:13 |
満足度平均 |
3.00 |
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タイトル |
天才たちの誤算―ドキュメントLTCM破綻 |
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ノーベル経済学者を擁し、「ドリームチームの運用」と呼ばれた史上最強のヘッジファンド“LTCM”の崩壊を描いたノンフィクション。
彼らは金融工学の先駆者だった。
高度な数学理論を駆使したシステムトレードで、今までの投資のスタイルを根本から変えた。
世界中のマーケットを俯瞰し、同じものが異なる価格で売られていることを発見すると安いほうを買って高い方を売るというポジションをつくり、一物二価の価格差を無リスクで抜く。
この手法で莫大な富を築く。
しかし、アジア通貨危機をきっかけにLTCMの経営は深刻な状態となっていく。
結果的にレバレッジのかけすぎで破綻するのだが、今回の金融危機とまったく同様のケースであることに驚く。
歴史は繰り返すのか。
IQ170の天才達でも予測できなかったマーケットの怖さを知るうえにおいても勉強になった。 |
作成日時 |
04月20日 01:32 |
満足度平均 |
4.00 |
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タイトル |
社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由 |
最新レビュー |
本書はまぎれもなくノンフィクション本なのだが、成功から自己破産に至るまでの過程はよくできたノアール小説ように感じた。
社長よりも小説家になったほうがいいのではないかとアドバイスしたくなるようなほどドラマチックに書けている。
起業したいと思っている人は必読。
本書を読了して、凡庸な自分には社長業は絶対に無理だと悟った。
著者は生まれながらにして企業家なのだろう。
自分の過去の失敗をネタして、再び表舞台にのし上がるというそのバイタリティには感服した。 |
作成日時 |
04月20日 01:32 |
満足度平均 |
4.00 |
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タイトル |
史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール |
最新レビュー |
著者はバフェット本人ではなく義理の妹なんですが、 そのバフェット投資術の要諦がわかりやすく紐解かれています(彼女はバフェット名義で本を立て続けに出版し財をなしているらしいですがw)。
財務諸表を読むということは、企業を評価する上で最低限必要なことですよね。
正直に告白しますが、じつは今まで一度も真剣に財務諸表を読んだことがありませんでした(爆。
短期投資のチャート分析がハズれたときや、気まぐれな証券アナリストのコメントに耳を貸していると、自分の売買に迷いが生じてくることがあります。
逆に今のような金融危機で株価が下落しているときこそ、地に足の着いたバフェット流バリュー投資術は有効ではないかと。
バフェットの投資対象とする銘柄は基本的に永続的競争優位性を持つ企業です。
それらの企業を見つけるには地道に財務諸表をたくさん読むしかないのですが、いざこれを実践しようとすると、まず10年分の財務諸表を集めなければならないので、 その時点で大変な労力が必要になります。
ボクにはとてもそんな根気はなく、バフェットのような投資家にはなれそうもないですが、本書の内容を自分の理解できる範囲で乱暴にまとめてみました。
バフェットの財務指標のおおまかなポイント。
①粗利益率が過去10年で40%以上
②粗利益率における販売管理費及び研究開発費が一貫して低い
③借金が少ない(もしくはゼロ)
上記の事柄が一貫して守られているかどうかというのが最も重要だと繰り返し強調しています。
一番重要視するべき事項は、”その会社が大きな費用を負担せずにコンスタントに高い粗利益率を保てているかどうか”ということ。
長い期間、一貫して利益が保てるということは、その企業は他社にない何か非常に優れたビジネスモデルを持っている可能性が非常に高い。
大きな費用をかけずに高い利益をコンスタントに生み出せるのなら、無理な借金などもしなくて良いことになり、必然的にその他の財務指標も良くなる。
そんなことを気にかけながら保有銘柄を選定しているようですね。
財務のプロのような方にとっては常識かもしれませんが、ボクのような初心者にも非常に分かりやすい言葉で書かれている本書はとても勉強になりました。
投資家よりもむしろ、事業家(あるいは企業の企画部門や経理財務部門の方)が、どうすれば自社の事業が永続的競争優位性を持てるのか、非常に参考になるのではないでしょうか。 |
作成日時 |
04月19日 17:07 |
満足度平均 |
4.00 |
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タイトル |
「投資バカ」につける薬 (講談社BIZ) |
最新レビュー |
目から鱗の投資本。
マンション投資は「長期間の信用取引のようなもの」。
金投資は、金利も配当も得られない「何も仕事をしない美人の奥さん」。
長期投資のメリットは「手数料が安くなること」のみ。
保険商品も投資信託も手数料が高く、決して手をだしてはいけないと力説。
すべてがこのような調子。
つまり、金融のマーケティングというのは、「いかにして顧客にとって不利な商品をたくさん買わせるか」ということであるという真実をアイロニカルな語り口でわかりやすく解説している。 |
作成日時 |
04月18日 22:22 |
満足度平均 |
4.00 |
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タイトル |
日本は没落する |
最新レビュー |
かって「Mr.円」と呼ばれた日本を代表する財務官僚である著者だが、ところどころ自慢話にも聞こえるエピソードがハナをついた。
「日本は没落する」というタイトルだが榊原センセ本人が本当に危機感を抱いているのか疑問に思った。
TVで拝見するとすごく楽天家に思えてくる。
仰っていることは過激なんだけどね。
一読すると日本の将来を憂慮しているかのように思えるが、いたずらに危機感を煽っているだけで、具体的な政策案を提示しないまま終わっているような。 |
作成日時 |
04月13日 07:57 |
満足度平均 |
3.00 |
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