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 タイトル  ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ
 説明  2008/09/02
 講談社
 ジョージ・ソロス
 カテゴリ  和書
株本カテゴリ
海外投資(1) 投資家(2)
経営者(1) 経済(2)
 満足度平均  3.50  レビュー数:[ 2 ]人
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レビュー これを読んですぐに投資の能力が身につくというほんではない。
エリートがなにを考えているのかを知る参考書。
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株本
カテゴリ
投資家  経済  
2010-06-03-12:17 Randy ozz Amazonで見る  他のレビューを見る

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レビュー サラサラッと斜め読みしましたが、いまいちよく理解できませんでしたw

とりあえず概要だけ。

現在の経済環境の変化は、超バブル崩壊による不況や景気後退といったものではなく、従来の「効率的市場仮説」では説明できない大きな節目であることを、独自の理論で説明しています。

ただ、それが難解な単語を使って回りくどい言い方で書いてあるので非常にわかりずらい。

ソロス哲学のキーワードとなる可謬性と再帰性、【資本主義社会も人間の欲望が作った幻想であるからには、完璧な訳が無く、ゆえに市場は常に間違っている】。

有名ですよね、このロジック。

でもね、騙されちゃいけません。

世界金融危機を憂慮するような発言をして、その裏でしっかりと稼いでいるしたたかなおっさんですから。

アメリカ同時多発テロ事件のときも、アジア通貨危機のときも、金儲けのチャンスとあらばモラルハザードなど関係なく、情け容赦なく売りを浴びせるのがソロスのやり方です。

いわば生粋の相場師、ギャンブラーなんですよね。

だからこそ哲学者として認められたいというコンプレックスを抱えているんだと思います。

口の悪い欧米のジャーナリストには、ソロスはお金儲けが好きなことを小難しい言葉をもちいてカモフラージュしている、とかいわれてるみたいですし。

最後の章では次期大統領(オバマ政権)に期待するとしながらも、真のサブプライム地獄は2年後に訪れると不気味な予言をしています。

個人的に興味深かったのは、2008年3月の世界同時株安時の「実況中継」日記。

ソロスがマーケットをどのように読み取り、どんなポジションをとっているのかが本人の筆によって赤裸々に描写されています。

市場の混乱は予想したよりもずっとひどく、彼のファンドも損失を被っています(噂では600億ドル。でも彼の莫大な資産からすれば微々たる金額だと思いますが)。

あのソロスが、「ヤバいじゃん!」と動揺しているところが、好感が持てましたw

カリスマ資産家としてのソロスではなく、一人の個人投資家としての等身大のソロスの本音が垣間見えて、そこが本書の魅力ではないかと。
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2009-04-28-03:49 ジョンメリ Amazonで見る  他のレビューを見る
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