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 タイトル  世紀の相場師ジェシー・リバモア (海外シリーズ)
 説明  2001-06
 角川書店
 リチャード スミッテン
 カテゴリ  和書
株本カテゴリ
心得/心理(2) 日経先物(1)
為替/FX(1) 海外投資(1)
投資家(4) ビジネス(1)
経済(3) 金融(3)
 満足度平均  5.00  レビュー数:[ 4 ]人
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レビュー 今を遡ること80年前、1928年の世界大恐慌のさなかに、漫然と空売りを仕掛け一人勝ちを収めた稀代の投資家ジェシー・リバモア。
彼が混乱するマーケットでどのように成功を収めたのか。
その謎を解き明かす書物。

「一般の投資家というのは、数日前の相場と比べて安ければ安値と勘違いしがちだ。現実にはさらに値を下げていく可能性がいくらでもあるわけである。賢明なトレーダーは底値が確認されるまでじっと待つ、そして探りを入れた後に、本格的な「買い」に入るのだ」

「相場は将来の状況をにらみながら変動している。その時点での状況はすでに株価の中に織り込まれているのが普通である」

「株価の急落に直面したら、警戒する必要がある。急落後に反騰しなかったら、さらに値下がりする可能性が極めて高い。なぜそうなるのかは後になってあきらかになる場合が多い」

「マーケットというものは決して割り切りのいい相手ではないし、本質的に市場参入者の足元をすくう存在であり、無為の努力を要求することをわきまえなければならない」

「損きりは躊躇せず迅速に行え。そして、手じまう積極的な理由がない限り、一層の利益広大を狙え」

「株式相場というのはしばしば、場数を踏んだ相場師の予測を裏切り、わが道を進んでいく。こんなとき大やけどを負いたくなかったら、自分の見立てを捨てなければならない。先入観を捨て、相場が伝えてくるメッセージに従わなければならない」

-以上、本書より抜粋。

さすが、50年あまり相場を張り続けただけあって含蓄に満ちたお言葉の数々。
リバモアの投資哲学は現代でも十分通用するばかりか、マーケットで退場を食らわないための重要なエッセンスが散りばめられている。
だが、幾多の修羅場を潜り抜け、相場のイロハを知り尽くしたにもかかわらず彼は破産してしまう。
そして、最後は衝撃のピストル自殺で自分の人生に幕を下ろした。
ホテルの一室で「自分の人生は失敗だった」と書かれた遺書が悲しみを誘う。
リバモアほどの相場師がなぜ晩年になって破産に至ったのか、その詳細が明らかにされていないのが気になる。
やはり、死ぬまでこの世界で生き残るのは至難の業ということか。
トレーダーとして生計を立てているのならぜひとも読んでおきたい味わい深い伝記。
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投資家  経済  金融  
2009-08-03-16:05 ジョンメリ Amazonで見る  他のレビューを見る

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レビュー 読んだ本の中で1・2位を争うぐらいい良かったです。
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2009-02-22-11:49 優ちゃん225 Amazonで見る  他のレビューを見る

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レビュー 俺の前世の話!

ごめんなさい、調子乗りましたm(_ _)m
リバモアせんせのカクテル、頼んでも中途半端にしか作ってくれなかったりする・・・
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投資家  
2009-02-06-10:33 日向アズナブル流天大佐 Amazonで見る  他のレビューを見る

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レビュー 世間一般でイメージされているような、リバモアが天才的な投資センスを以って財を成したという考えを、大きく覆された一冊でした。やはり彼も、地道に蓄積した経験則を昇華させた「ルール」を、徹底的なメンタルコントロールで実践することによって、莫大な財を築いたのだということが、本著を読めばよく分かります。
 さらに本書には、現代の投資活動でも役に立つ精神論、投資手法、そして投資思想が凝縮されて詰まっています。そのクオリティの高さはまさに他の方々も述べられている通りで、本書は『マーケットの魔術師』『新・マーケットの魔術師』と並ぶ、投資関連書籍の金字塔だと思います。
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2008-03-19-21:39 オニオン Amazonで見る  他のレビューを見る
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