浜のソープ69さんのレビュー 一覧
1件~11件を表示


詳細を見る
タイトル 天才数学者、株にハマる 数字オンチのための投資の考え方
説明 2004/01/29
ダイヤモンド社
ジョン・アレン・パウロス,望月 衛,林 康史
レビュー 面白い事は面白いんです。

筆者のジョン・アレン・パウロスさんと言う人は実在の数学者です。
こんな表現どうかと思うのですがアメリカでは人気NO.1の数学者だそうです。
数学者に人気など有るのでしょうか?

ただしこの方の本が実際にアメリカで爆発的に売れていることは紛れもない事実だそうです。

普段は数学の理論を解り易く伝える本が多いらしい、恐らく数学だけでなく難しいものも解り易く伝える文系的理論派でもあるのでしょう。
まあ天才ってやつです、世の中は広いのでそう言う天才もいるんでしょうね。

さて、当著はこの作者本人が株価のあらゆる指数や分析方法を数学的見地から切っていくというもの。
○○指数は本当に有効?
チャート分析と言うものは本当に効果をなすものなのか?
テクニカル分析はどのようにして解析されているのか?

これらについて例を交えて(その例は面白いです)懇切丁寧に切りまくります。

本来指数やグラフ・数字を活用して我々トレーダーは株価を分析するのですが、この本ではそれらを数学者の見地から分析している本。
と言ったら適切かと思われます。

と言うのもこの著者自身が数学者と言う数字にどっぷりの世界に居ながらワールドコムで襤褸損をした経験を持っています。
心理的作用によって売るに売れず、ナンピンを繰り返し、最終的には拝むような気持ちで株価を見届けていたそうです。
それがこの著書を書くきっかけになったと最初に書かれているところが最初で最大のオチでしょうかw?

読み物としては大変面白いと思います。ただし…株の勉強本としてはどうでしょう?
分析するのはいいのですがそれに代わる何かを書いていないので株が上手くなるための勉強本とは言えないでしょう。

読み物として優秀だけどカブトモでお勧めするには???

と言うのが本音です。
アッシも正直言って勉強になったとは思えませんでした。

後もうひとつ、訳がうまくない。
言いたい事は伝わってくるのですが本当に直訳です。
恐らく意識的なもので出来る限り原文に近い形で書き上げたかった気持ちはわかるのですが、より読者に伝わり易くする為に訳文に解説を加える、もう少し普段目を通している・耳に入ってくる日本語で書いた方が本の出来としてはベターだったように思います。

勉強にならないので星は厳しくしました、暇な人は読んでみてください。面白い事は面白いです。
作成日時 01月19日 10:33
満足度
カテゴリ 和書


詳細を見る
タイトル 社長になる人のための経理の本 (日経ビジネス人文庫)
説明 2001/10
日本経済新聞社
岩田 康成
レビュー アッシは将来経営者になろうとかそんな崇高なことあまり考えておりませんが…

株取引を行う以上会計が何ぞや、その仕組みくらいは理解して損はないでしょう。
そう思って最もお手軽そうなので手にした本です。
何がお手軽かってお値段がwwww700円でこれだけの本が読めれば安いもんです。

まず思った事が、わかりやすさは今までの会計の本で一番かも…

と思えるほど自然に会計の知識が頭に入ってきます。
これはすごい、それだけでぜひお勧めできると思います。

経営者になる人の為、と書かれている通り、結構ポイントに絞った経理についての知識を、セミナーを受けているかのような書き方で、会話を中心に進めていきます。

面白いと思ったのが、普通の会計・簿記の教科書などと教育の順番が多少異なるところ。
貸借対照表から説明を始める経理本が大半を占める中、この本は理解の速度を速めるため(だと思います)に、損益計算書。
うちの会社はどのくらい儲けているか?その儲けは本業によるものなのか?

と言った誰でも興味を持てる一面から説明を始めているので実にとっかかりやすい内容になっています。

しかも話し言葉で語って来るので内容が頭に入りやすい。
比喩の使い方なども的確なので間違えた認識も恐らく少ないでしょう。

うん、渋井さんの本もわかりやすかったですが、この本もかなりのものと思われます。

初心者にはかなりお勧めです。
知識のある方には簡単すぎるかもしれないので星は4戸にしたいと思います。

株取引の指標の一つとして今後これで培った知識をフルに使いたいもんですねえ…
作成日時 12月30日 15:52
満足度
カテゴリ 和書


詳細を見る
タイトル 世界一わかりやすい「孫子の兵法」 (PHP文庫 (な34-7))
説明 2007/05/02
PHP研究所
長尾 剛
レビュー アッシは入門書とか、ハウツー本って言うものが嫌いではないです。

内容が好きと言うよりも、結構これ系の本は書き手の実力がリアルにわかる本のジャンルと言えます。

少しわかりづらいでしょうか?

要するに、何かを議題にして会話をするとき、
その議題について詳しい人との会話と素人との会話ではその内容は大きく異なってきます。

アッシの好きな競馬を例にしてみます。
ある人が先日行われたジャパンカップの回想をしているとしましょう。

A「しかし、サムソンはびっくりしたな。駄目駄目じゃん」
B「3着で駄目って言ったらかわいそうでしょ?単勝1倍代なのに買う価値があるかどうか見極めないと」
A「じゃお前はサムソン危ないと思ったのか?」
B「そりゃそうだよ、よく考えてみなよ?内枠に来られたら困る馬が二頭も三頭もいるじゃない、特にポップロックは前走距離と枠が敗因なのに天皇賞で掲示板残ったんだ。その馬が内枠引いて距離が延びて今回もペリエだよ?こっちの方が怖い、と言うか馬券を買うならこっちからだろ?」
A「そ・そうか…」

とまあ、こうい会話が成り立ちますが素人の方を相手にするとき、間違えてもこのような会話は成り立ちません。

先ずは競馬の基本を誰にでもわかる解説で懇切丁寧に教えないといけないはずです。
基本と言うのは…
・何頭で走る・砂と芝と障害がある・右回りと左回りがある
・武豊以外にも騎手が居る
などと言う競馬の事から、何といってもギャンブルなので
・馬券の種類・その内容・馬券は100円から買える事
も勿論教えてあげないと駄目です。

それをまさか相手がなにも知らないのに先ほどのような会話が成立すると思って。待ち合わせの時に

「俺、馬が返し馬するまでの通路歩く所の様子見たいから、
まちあわせはパドックのトキノミノルの所ね」

とか言われたら素人さんはちんぷんかんぷんの筈です。

「あのさ、競馬場ついたら携帯に電話くれてもいいんだけど、
府中競馬場駅は出口が一つしかないからそこを出て、まっすぐ歩くと女の人が映画みたいに切符売ってるから、
そこで200円払って中に入って。それでまたまっすぐ歩くと右手に
パドックって知ってる?レース前に馬の様子を見るために馬がぐるぐる回る場所があるんだよ。え?テレビで見たことある?
OKOK、俺も実はそれ、レース前の馬が見たいのね?
大きいからすぐにわかると思う、そこに行くと横に馬の像があるから、そこで9:30に待っててくれる?後携帯の音は切ってね」

位は言わないと駄目でしょう。

何が言いたいかと言いますと…
完全に理解をしていないと素人に物事を伝えるのは極めて難しい。
と言う事です、ハウツー本を読むと①この書き手は本当に理解できているか?②それを伝えるだけの文章力が備わっているか?

これが解るんです、そこが面白い。

この本は孫子の兵法と言う昔から語り継がれている戦争の方法について素人でもわかるように語られています。
孫子と言うのは中国で超有名な、今の大河ドラマでやっている山本勘介と同じ軍師として名を馳せた方です。
軍神とまで言われるほど数々の結果を成し遂げました。
具体的な内容は、多方面にわたって説かれている戦争の方法。
戦争とはただ相手を倒すだけでなく、戦わずして勝つことも可能。
まずはその戦争が本当に行っていいものかどうかを見極めることこそが重要。
ここから戦争は始まっているんだよ…

と言う所から話が発展してきます。
書き方は孫子自身が現代の言葉を使用して教鞭を取っている、という設定で語り言葉で書かれています。

難しい専門用語を使用するときは長めの解説を加えるなどなかなかの心遣いを感じることができました。

この兵法は現代社会における組織の統制や部下の求心力を上げるためにも活用できるといわれ、戦争から遠のいてる日本でも未だに参考にされています。

そういう意味では読みやすいし一読の価値はあるでしょう。
なかなか面白く読ませて頂きました。

アッシも何かハウツー本書こうかな?
<今日から実践!ソープが教える仕事中でも2ちゃんねるをガンガンする方法>

……売れませんねwww
作成日時 12月08日 11:19
満足度
カテゴリ 和書


詳細を見る
タイトル 元外交官が教える24時間でお金持ちになる方法
説明 2005/09/22
インデックス・コミュニケーションズ
原田 武夫
レビュー 簡単に言うとこれは東大中退した元外交官の方が、たくさんの金持ちを目の当たりにして感じた有効な情報の収集方法、取り扱い方について書いた本です。
まだ筆者はお若い、この本を書いた時点で34歳、今36歳の方です。

投資に不可欠といわれる情報、その情報を如何に調達するか?その情報をお金持ちさんはどのようにして有効に利用しているか?をトクトクと説いています。

内容自体はかなり読みやすくなっています。

テーマを
平日一日の行動パターン。
一週間の行動パターン。
一年間の行動パターン。

の3種類に分けて、それぞれお勧めの行動について書いています。

例えば
朝は早起きしてテレビ東京の経済番組、その後部ルームバーグとヤフーファイナンスを見てそれから日経新聞を斜め読みして…
等かなり具体的な固有名詞を書いて説明してあります。

それらの行動にどの様な意味があるかを解説している所には個人的には好感がもてました。

筆者は有効な情報を「金の打ち出の小槌」に例え、それを上手に拾う事が富への第一歩であると結論付けています。

そして何と言ってもこの本の大きな特徴は、投資について書かれている本なのに有効な情報収集方法のみに内容が特化しているところです。

従いまして俗に言う株本のような専門用語もあえて外しています。

でかいマーケットを相手にするなら、個々の人間が作り出すチャートの分析よりも大まかな情報の流れを掴んだ方が遥かに投資で勝てる可能性が高いと筆者は断言されています。

これについては賛否両論かと思いますが確かにこのやり方で情報収集を行えば、かなり情報の流れは掴めるな、と言う説得力は感じられます。

問題は、実践できるかどうかだと思います。
兎に角やらなくてはいけない事が多い。

日経新聞にヤフーファイナンスにブルームバーグにテレ東にNHKは必ずチェック,時間があったら英字新聞やNHKのクローズアップ現代も見ましょう…月曜日は週間ポストと週刊現代も読まなくちゃ駄目よ。

みたいに内容盛りだくさん過ぎです。

よほど時間の有る人で無いと実践は難しいのでは?
せめて企業の重役並みに手足になってくれる人が居ないとしんどいでしょうね。効果は絶対にあると思います。

ただし、アッシは現在会社で爪弾き状態で暇な日が多いので、早速実践に移して見ようと思うようになりました。
早起き以外なら出来そうなので、今後に期待して星は4つにしたいと思います。

結局お金儲けるには努力が必要って事ですねw
作成日時 10月24日 17:38
満足度
カテゴリ 和書


詳細を見る
タイトル チャンスがやってくる15の習慣―Skill With People
説明 2007/03/02
ダイヤモンド社
レス・ギブリン,渋井 真帆
レビュー <○○の習慣>とか<○つの習慣>何ていう本は自己啓発本ではおなじみの表現ですね…

洋書の翻訳らしいのですが…アッシはこのレビューを書くまで渋井さんの本とは知りませんでした。

効果は有ると思います、しかし悲しいかな…突込みどころは満載です。

要するに、チャンスは良い人にやってくる。
だから良い人になろう!!!!

これでもうこの本の内容の80%は網羅できているかと…
そのために必要な具体的な方法が書かれていますが…

結局あくまで自分は控えめに…自分よりも人の話しを聞いて、チャンと感謝の気持ちは表に出して、人の良いところ探して、ミスしても怒っちゃ駄目だよ~。

等等…もうこれで内容の95%は網羅できているでしょう…

因みに大きい文字で、文字は黒とオレンジの2色。重要なところだけオレンジでかかれています。
ページはかなり文字がでかいのに158ページ。

要するに物凄い短いです…

それでお値段は?1200円。

一寸…内容は良いのですが高くないかな?これが読み終わった時の最初の感想でした。

まあ今となっては渋井さんは綺麗なご婦人なのでそれでアッシは全然良いのですが、若しかしたらそこに不満を感じる方は居るかも知れません。

だから星は3つ…甘いかな?
作成日時 10月18日 11:42
満足度
カテゴリ 和書


詳細を見る
タイトル 人脈の教科書~図解フジマキ流シビれる人生をつくる~
説明 2007/01/06
インデックス・コミュニケーションズ
藤巻 幸夫
レビュー 有名経営者の著書です。

アッシはこう言うのを読むのが好きなんですよwww
伊勢丹で数々の提案が軒並みヒット、カリスマバイヤーと呼ばれてから後に福助の建て直しのために社長に就任。
確か今はアドバイザーとして福助にいる傍らセブン&アイの子会社の社長になっていると思います。

まさに雇われサラリーマン界の豊臣秀吉のような出世振りですw
まあ上というか雇い主は良く変わってますが…

その彼を此処まで大きくしたのが人脈の広さだそうです。

この本ではその人脈の広げ方にも方法があるんだよ。
欲しい人脈にはターゲットを絞り、確実に効果のある人とも出会い、輪の広げる事が出来るんだよ~、と言う事がかかれてあります。
更に具体的な方法を図解と言うか絵を添えてで解説している感じです。

1ページの文章に対して1ページの図解となっているため読みやすい事は読みやすい。
簡単に読めると言う表現の方が良いかもしれませんね。

内容は、やはり人と仲良くするには、やり過ぎない範囲で積極的に。
しかも人と折角あうならその人の事調べて印象に残るようにしようね…
人が嫌がることを進んでやれる人間はやはり好かれるよ…
何かのスペシャリストになれば人に頼られる機会が増えるよ。

等など…当たり前のことを継続して行うという事が非常に重要なんだ、と言う事を説いています。

実践が出来れば効果の面ではかなり期待できるのではないでしょうか???

しかし…が付きます。
前テレビか何かで見たので定かでは有りませんが、この筆者は年賀状を2万通書くそうです。

本当に、全員の事覚えているのでしょうか?

この方は若しかして「知人」と「友人」をハッキリ分けているタイプなのかもしれませんねえ…
アッシは個人的には良い友人が欲しい。
顔が沢山の人に売れる事、認識されるはそれほどすばらしい事なのかな?
と言う疑問を感じました。

勿論批判している訳ではないんですよ、実際凄い実績を上げられているわけですからね。

キットこんな事言ってるからアッシは人脈が少なくて行動が制限されて儲けられないんだなあ…

等と漠然と考えさせてくれる本でした。
読んだあと少しブルーですw
アッシにとってはビジネス書ではなくて哲学書でしたねw

まあ内容は面白いしこうかは有ると思うのですが、アッシと少し意見が異なるので星は3つとします。
意見が違うと言うだけで勝手に星を落としてゴメンでスw
作成日時 10月10日 12:16
満足度
カテゴリ 和書


詳細を見る
タイトル ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書 し 4-1)
説明 2007/05
幻冬舎
島田 紳助
レビュー これも、<負の力>同様アッシが題名を見て手を取ったらそれが有名人の本だった、そんな本です。

細かい内容については書くのは控えたいと思います。
と言うのはこの本自体が160頁一寸のとても短い本だからです。

電車の通勤で往復の時間が有れば十分読めてしまう程度の長さです。

なのでここからは感想文になってしまうのですが…
この本に具体的な経営戦略は全くかかれていません。
でも題名に経営哲学と書かれている通り嘘は書いていないのでそれでも良いと思います。

この方自信、自分の名前を前面に出さずに数多くのビジネスを展開されており、その成功の秘訣と言うか心構えを具体例を出して紹介している。
そんな本だと思います、内容的には非常に読みやすい。

又普通の経営本とは違う観点から物事を観察している様子が見て取れるのがこの本の一番の魅力だと思います。

解りやすく言うと経営本で書かれている
「顧客の目線に立って経営戦略云々・・・・」
とはよく書かれていますが、それは顧客の目を意識した経営者の言葉なんです。
それに対しこの本では完全に顧客の視線で話が展開されている。
きっと著者自身も沢山お金があって、顧客として楽しい店、美味しい店を山ほど見てきているからこう言う書き方が出来るんだな…
と言うのがダイレクトに伝わってきます。

この本では恐らく著者は嘘は書いていないでしょう…

数点残念だったのはこの方自身があくまで生活にゆとりが出来てから商売を始めているところ。

本文の最初の方に書かれた一文に
「ぼくがビジネスで負けたことがないのは、それが本業でないからだと思う」
と言うのが有ります。

これでこの本の結論を全て出してしまっているようで少し残念でした。

お金のある人が、言葉は悪いですが道楽で
「こう言う店があったら面白いな」と思って商売に手を染める。
負けても大して痛くも痒くもない。

世の中の多くの人はそう言う人じゃないですからね…
そう言う意味では一寸だけ実践とは離れた視線で書かれた文章のように感じました。

ただ書かれていること自体は間違っていないと思います。

株で目茶目茶儲けてお金が余ったらもう一度手にとって見たい本です。
そのときはきっともっと満足度の星は増えていることでしょうwww
作成日時 10月07日 17:20
満足度
カテゴリ 和書


詳細を見る
タイトル 30歳からの成長戦略 「ほんとうの仕事術」を学ぼう
説明 2004/12/23
PHP研究所
山本 真司
レビュー アッシは三十路です。
もう良いおっさんです。
そんなアッシが新しく仕事について考え直さなきゃいかんな~…

と漠然と思っていた時に店頭に並んでいたので何となく手に取った本です。
ページをペラペラめくって見ると文章がひたすらズラーっとびっしり書かれているので一見読みづらいかな?
と思われますが、アッシの経験上、文字がびっしりの本は実は文章が読みやすく、やたら図解などで説明する本のほうが表現が解り難かったりするので
「あ、この人の文章はやり手だな?」と思って購入しました。

結論を先に申し上げますと…あては大きく外れました。

先ず10章に分かれています、<ビジネススキルより差別化…><成長戦略を…><MBAコンプレックスを…>

それぞれのカテゴリが大切なのはわかります。

が、それが「何に?」「どの様に?」効果があるのか?
そしてそれらを「どうして?」30歳からの成長戦略に盛り込む必要があるのか?

書かれているのかもしれませんが、びっしりの文章なので全く伝わってこない。
こう言う長い文章の場合、本当に伝えたいことを数回「繰り返し」記載して、読み手に伝えるというのは基本中の基本です。

先ずそれが出来ていない。

後、読み手が30前後の人をターゲットにしているからなのか?
アッシには
「もう良い大人でしょ?難しい文章くらい読めないと話にならんよ」とでも言いたげな自分の言葉の羅列。
早い話が読み手のために書かれたのではなく、書き手が自分の頭を整理しないで話まくし立てているかのような文章。

「本当に読み手のこと考えて書いてる?」と思わざるを得ない文章でした。

これは書き手の責任というよりも編集の人の責任になるのでしょうね?
一言「この文章だと読み手に伝わらんです」といえないといけないと思うなあ…

若しかしたら書いていることは凄い良いことなのかもしれませんが。
・文章の書き方が読み辛い
・各章の項目がどの様に効果を表すのか記載が無い(あってもわかり辛い)
・そして、10章もあるのに優先順位について、そして最後にどの様な勉強をどの様にすれば良いのか具体的な方法が書かれていない。

30歳でこの本を手に取る人の多くはは学生じゃ有りません。
先ず大して時間が無いことを前提に書かなくてはいけないのにこの莫大な量を押し付けるのはいささかどうかと…

まあ、突っ込もうと思えば幾らでも突っ込めてしまう文章でした。

で、アッシは突然
(何でこの人はこの本を書こうとしたんだろう……)
と思って著者略歴を見て納得…

著作欄には
「40歳からの仕事術」という題名が書かれていました。

天下の名コンサルタント神田さんの教え、「ターゲットを絞って確実に顧客を獲得する」を忠実に守っていただけのようです。

若しかしたらこの「40歳…」の内容も題名を変えただけで大して内容変わってないかもしれません。
年代別に本を書いて確実に顧客を収穫しようと言う目論見なのでしょう。

その程度の本です。
チャンと読めば勉強になるのかもしれませんがこれじゃただの教科書です。
評価は少し下げたいと思います。
う~ん、世の中にはこう言う本も有るんだな~…
少し勉強になりました。
作成日時 10月07日 16:57
満足度
カテゴリ 和書


詳細を見る
タイトル 負の力
説明 2006/11
サンマーク出版
テリー伊藤
レビュー アッシは基本的に有名人の本は読みません。
(あ、面白そう)と思って手に取ったら有名人の本だった。
興味があったので購入した、この本はそんな本です。

コラム形式で1・2ページずつあらゆる負の言葉に対して『それで良いんじゃね?』と言う肯定の言葉を添えていると言う一風変わった本です。

『空っぽ』から始まり『ヒステリー』『根暗』と続きます。それらは普段は否定的に例えられる表現だがこのように視点を変えればあながち悪い事ではない。

必ず自分の内面でも負の部分は発見されるし、それに対して時には自分がイヤになったりする事もあるけど、それを受け入れたら人間とても楽になるよ……逆に受け入れちゃうと凄い強くなれちゃうよ。

と言う事を伝えている本です。

今年、鈍感力という本が爆発的に売れました。
意見は色々有るでしょうが恐らくあの本と同列のものと考えて良いでしょう、アッシはそう思います。
どちらも文章が読みやすいので心が疲れている人にはお勧めできる、少なくともその点は共通しています。

但し…少しだけこじつけじゃ無い?と思える力技が見られました。
(そんな無理やり肯定したらなんでもあり、ものは言いようになっちゃうよ?)
見たいな感じですね。

なのでアッシは本文を読み終わったときは50点程度の評価しか与えられませんでした。

しかし、あとがきを読んでぶっ飛びました。

そこにはこう言う一文が書かれていたんです。

『「ここまで肯定するのは難しいかもなあ」と感じながら書いた文章がいくつかある』

そしてその後に又持論を展開します。

この方は読者の心を完全に見抜いているんですねえ。
天才はやはり違うと少し関心させられてしまいました。
このインパクトで本文に書かれている事まで全てアッシも肯定したくなってしまうのだから不思議です。

読みやすい文章ですし、結構好きな一冊です。
作成日時 10月05日 10:28
満足度
カテゴリ 和書


詳細を見る
タイトル 世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
説明 2007/06/29
ダイヤモンド社
渡辺 健介
レビュー 07年の6月に発売された新書です。

一言で言うとマッキンゼーとハーバード大学で経営手腕を磨いたエリート中のエリートが本当に『阿呆』でも解るようにあらゆる事態に沿った問題解決の方法について説いた本です。

誰にでも解る様にと言うのはあながち嘘ではないと思います。
キャラクターを使い、解り易い例で問題解決というよりも目的達成のための問題点の抽出と、その対策。
又さらに深く入ってくると解決方法の選択(どの解決方法が一番有効か?)に到るまでをかなり図説と言うより絵本に近い形態で解説しています。

具体的な例として『アマチュアでバンド活動をしている学生がどうやって観客を増やすか?』や『ある小学生と言うか子供がいかにして半年間でパソコンの資金数万円を作るか?』等、これら問題と言うか目標の達成に到るまでのプロセスを紹介しています。

早い話がMBAで最初に勉強するロジカルシンキングと言う奴なのでしょう。
ぐしゃぐしゃになった糸の束の様に絡み合った<問題>と言う束をほぐして一つ一つ抽出・理解・解決していく思考回路がロジカルシンキングだったと思いますが、今回の本はまさにそれを簡単にしたものだと思います。

又、
バンドの集客=顧客獲得
PC代をためる=資金調達

を現している通り、少しでも実践に近い例を出して教えようと言う作者の意気込みを感じる事も出来ました。

このように本としてのできばえは大変すばらしいと思います、きっと子供が読んでも理解できるでしょう。

しかし、作者の経歴が完璧すぎます。

幾ら簡単そうに説明してくれても心のどこかで
『あんたさんはスーパーエリートだから出来るんでしょ、フン』

と言う嫉妬に似た僻みと言うか…何か上から目線で言われている様な、それが簡単な言葉で言われれば言われるほど自分が阿呆になったような気がするとかしないとか…

そんな複雑な気持ちにさせられる一冊です。
そんな気持ちになる人も居るかもしれませんのでお勧めは平均の3にさせていただきました。
作成日時 10月05日 09:43
満足度
カテゴリ 和書


詳細を見る
タイトル 新版 あなたを変える「稼ぎ力」養成講座 決算書読みこなし編
説明 2006/05/26
ダイヤモンド社
渋井 真帆
レビュー コンサルタントなどでかなり活躍されている渋井真帆さんの昨年発売された決算書の入門書です。

前著は10万部を超えたそうで、恐らくこれもかなり有名なのでしょうがアッシは最近初めて知りました。

主な感想ですが…一言で言うと本当に解りやすいです。
会計の専門家の方には物足りない内容かもしれませんが、決算書の『仕組み』について、余り表や数字を使わずに説明がされています。
従いまして、今まで数字の羅列が嫌で決算書から遠ざかっていたアッシのような人間にとっては、理屈から仕組みを理解する事で決算書の読み方の基礎を結果的に理解できるようになれると思います。

仕組みが解らずに数字を先に見てしまっていたから今まで意味が解らんかったのね…
と言うことに目覚めさせてくれた気がします。

又、この本ではPL・BL・CFの説明を上記方法で行われた後、それを応用した財務分析の仕方と業界セクター別の分析の仕方等、会計書類が読める様になってからその知識を投資にどの様に応用させるか?についても書かれています。

難しい事を言わないでポイントを抑えて説明しているので読み進めている人であればかなり頭に入りやすいと思います。

渋井さんも未だ35歳前後のお綺麗なご婦人ですしこの本は一見の価値有りと判断致しました。

但し、専門家の方が読むと簡単すぎる内容だと思いますので星を4つにさせて頂いています。
初心者なら5つでも良いのではないでしょうか?
作成日時 10月01日 12:59
満足度
カテゴリ 和書
1件~11件を表示