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概 要
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タイトル
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史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール
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説明
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2009-03-19
徳間書店
メアリー・バフェット, デビッド・クラーク
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カテゴリ
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和書
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株本カテゴリ
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中長期売買(1)
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海外投資(1)
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起業(1)
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経済(1)
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金融(1)
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著者はバフェット本人ではなく義理の妹なんですが、 そのバフェット投資術の要諦がわかりやすく紐解かれています(彼女はバフェット名義で本を立て続けに出版し財をなしているらしいですがw)。
財務諸表を読むということは、企業を評価する上で最低限必要なことですよね。
正直に告白しますが、じつは今まで一度も真剣に財務諸表を読んだことがありませんでした(爆。
短期投資のチャート分析がハズれたときや、気まぐれな証券アナリストのコメントに耳を貸していると、自分の売買に迷いが生じてくることがあります。
逆に今のような金融危機で株価が下落しているときこそ、地に足の着いたバフェット流バリュー投資術は有効ではないかと。
バフェットの投資対象とする銘柄は基本的に永続的競争優位性を持つ企業です。
それらの企業を見つけるには地道に財務諸表をたくさん読むしかないのですが、いざこれを実践しようとすると、まず10年分の財務諸表を集めなければならないので、 その時点で大変な労力が必要になります。
ボクにはとてもそんな根気はなく、バフェットのような投資家にはなれそうもないですが、本書の内容を自分の理解できる範囲で乱暴にまとめてみました。
バフェットの財務指標のおおまかなポイント。
①粗利益率が過去10年で40%以上
②粗利益率における販売管理費及び研究開発費が一貫して低い
③借金が少ない(もしくはゼロ)
上記の事柄が一貫して守られているかどうかというのが最も重要だと繰り返し強調しています。
一番重要視するべき事項は、”その会社が大きな費用を負担せずにコンスタントに高い粗利益率を保てているかどうか”ということ。
長い期間、一貫して利益が保てるということは、その企業は他社にない何か非常に優れたビジネスモデルを持っている可能性が非常に高い。
大きな費用をかけずに高い利益をコンスタントに生み出せるのなら、無理な借金などもしなくて良いことになり、必然的にその他の財務指標も良くなる。
そんなことを気にかけながら保有銘柄を選定しているようですね。
財務のプロのような方にとっては常識かもしれませんが、ボクのような初心者にも非常に分かりやすい言葉で書かれている本書はとても勉強になりました。
投資家よりもむしろ、事業家(あるいは企業の企画部門や経理財務部門の方)が、どうすれば自社の事業が永続的競争優位性を持てるのか、非常に参考になるのではないでしょうか。 |
満足度 |
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株本 カテゴリ |
中長期売買 海外投資 起業 経済 金融 |
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