第2回目のインタビューは、元機関投資家で現在個人投資家のさふぁいあさんに、T plus plus(以下Tプラ)をどう使っているかや、2013年の年明けの相場、その他さふぁいあさん愛用の便利ツールなどのお話も伺ってきました。
T++の注文保存と複製があれば、成行注文を保存しておいて、ブレイク狙いで発注が便利そうですね。
前はその方法がかなり使えたんだけど、今は成行はできるだけ使わないようにしてるよ。arrowheadになってからどこまで滑るか分からなくなっちゃったんだよね。以前は大きな注文が入っても、4秒おきに板が食われて約定していったから取消が間に合ったんだけど、今はでかい注文と被ると板が食われた先で約定しちゃうから、成り行きはもう怖くて使えないね。だから、arrowheadになってからは指値が中心、一応売り板にぶつけるように指すようにはしてるけど、2ティック上とかその程度。それで買えなかったらもう諦めだね。
やっぱりarrowheadで結構環境が変わったんですね。ちょっと相場についての質問になりますけど、銘柄ごとに相関性があったり、連動性があったりは今もありますか?相場全体はどんな雰囲気ですか?
同じセクターの相関はあるね。今年に入って物色されて動いたセクターでは、バイオ、太陽光、復興需要関連、シェールガス関連なんかは連動して動いてたかな。
相場全体でいうと、野田前首相が衆議院を解散するってのを発表してから、大型株が先行して動いてたけど、今は大型株が一服して調整しているから、いろいろな所にお金が循環してる感じかな。今言ったバイオ、太陽光とかのテーマ株が大型の後に物色されている感じだね。
テーマ株が物色されるようになったってことは、相場の地合自体は良くなって来てる感じですか?
良くなって来てはいると思うけど、昔と比べて長続きしない感じはあるかな。最近は低位株もちょっと動いてたんだけど、あまりもたないで終わる感じがあるね。昔だったらテーマ全体とかセクター全体で買われて長期間動いたりしてたけど、今はそれがあんまり無くて、特定の銘柄に資金が集中して暴騰してすぐ終わり。みたいな感じが強いと思う。
最後に、これからの相場はどうなると思いますか?
相場がどうなるかはいつも分からないけど、去年末から株価は結構上がってるし、為替も円安に進んでるし、信用取引の回転売買が可能になったおかげか、売買代金もかなり増えてる。今まではまとまったお金がないと取引しづらかったけど、今なら50万円位あれば信用取引でかなりの銘柄は取引ができるし、1日に何度でも取引が可能だから、個人の新しい参加者が増えて欲しいかな。
良い地合が続けば成功する人も増えやすいから、前みたいに若くて成功するトレーダーがどんどん増えて、株式相場に興味を持ってくれる人が増えると嬉しいね。
本日はありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。